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監視カメラシステム

今や監視カメラは、情報化社会を担う大きな要素を持った情報産業といっても過言ではないでしょう。
従来の防犯・防災対策などセキュリティ面の強化といった目的に限らず、幅広い用途に採用されるようになりました。(下図参照)

 

それに加えて各メーカーが伝送系の開発にも力を入れ、広範囲に情報交換や長距離伝送を行ったりと情報の共通化。共有化をベースとしたシステムアップが図られるようになり、今後ますます拡大が見込めます。

 

監視カメラの導入は、結果として顧客サービスの向上や人的コストの軽減にも大きく寄与するものであり、これを見込んで様々な分野で採用されています。また、建築・建設分野や製造業分野においては保安強化を目的として導入するケースも多く見られます。

 

防犯対策という点でも、監視カメラの映像が新聞社上やTVニュースで公開されたり、犯罪の重要な決め手となるなど、監視カメラがセキュリティ強化に果たす役割の高さは社会的にも広く認められるようになり、省力・省コストが市場ニーズとして高まるなか、今後とも監視カメラが社会に欠くことのできない、より重要な存在になっていくことは必至であると言えます。

監視カメラの市場規模と市場動向

流通・サービス業

従来の百貨店やコンビニエンスストアといった部門への採用に加え、カラオケボックスやパチンコ店など娯楽施設への普及も急速に進みました。
使用目的は防犯対策ですが、映像で店内全体をカバーすることで空席状況を把握でき、スムーズな顧客指導を行うなどサービスの向上にも役立てられています。また、デパートなどではお客様の陳列商品を見る動作を把握し、それをベースに陳列方法を工夫し、売上拡大を狙うといった使われ方もされています。
なお、流通・サービス業市場で採用される監視カメラシステムの平均価格は100万円程度が多数占めており、比較的小口需要が多い分野となっています。

 

金融機関

銀行や小口金融機関などでは従来のフロア監視に加えCDやATMコーナーおよび出入口、金庫内など、複数の監視カメラを設置したシステムが導入されています。
これはCD犯罪や強盗犯罪といった社会問題に対するもので、本店~支店間でISDNを利用し映像をやり取りするといった遠隔システムの導入も始まっています。
こうした傾向は、無人化店舗の増加やCDコーナーの休日営業サービスなどを受け、今後ますます拡大傾向を歩むと考えられます。

 

官公庁・公共機関

主な用途として大別すると、河川や火山など自然環境の災害防止と交通機関およびダム・発電所といった施設監視用途に分類されます。特に交通機関では、空港や鉄道の駅構内および踏切りのほか、トンネル・高速道路・交差点・港湾の採用により利用客の安全確保をはじめ、施設の運営状況の把握にも役立ちます。
災害防止が主な目的とされる分野では、遠隔監視を行うケースが多い為、比較的大口の需要が多数を占めているようです。
珍しい利用の仕方として、消防署の遠隔監視や蜜漁監視などの導入ケースも増えています。

 

病院・診療所など

各医療機関では、玄関やロビー、廊下、および病室・手術室などを中心に監視カメラの採用がなされています。
採用目的としては、防犯・防災・危険防止が主ですが、特に高齢化社会において、病院・診療所は人手不足が大きな社会問題となっている今日、カメラにより人手不足の対策と患者を保護する意味でも重要なものとされています。
また、特に手術や治療を行う場合の記録時間は、医学上の貴重なデータとなり、手術や治療の適正・不適正の確認といった意味でも監視カメラは十四運亜役目を果たしています。これらの映像データはカルテや診療データの集積・分析および学会発表の資料として、現在広く活用されています。
また、胃カメラ・大腸カメラ・内視鏡等の医療器具としてもカメラは幅広く活用されております。

 

製造業

この分野でのカメラシステムの導入は、これまでは生産体制のレベルアップを支援する用途(FAカメラ)として採用されてきました。しかし、昨今では無人化を見守る監視および危険地区などの監視・環境設備のための監視といった安全対策強化目的の用途が増加しています。
防犯目的としては、場内監視や資材倉庫監視および入出門監視などが中心です。こうした分野では24時間体制で稼動するケースが多いため人員削減に繋がると共に監視カメラシステムは今や、必要不可欠とされています。

 

建築・建設工事現場

工事作業の現場などでは安全監視を行うことを労働省令(労働衛生規則)により義務づけられていますが、場所によって人的監視では危険を伴うことが少なくありません。
そこで、人の目に代わるものとして、監視カメラシステムを採用するケースが増えています。
安全管理目的の監視カメラの採用ケースでは工事現場や取水口および危険物の監視が中心で、防犯目的としては、入出門や資材置場などが多く見られます。

 

監視カメラについての知識

1. レンズ レンズは人間の「目」の役割を行います。人間の目と同様の距離として選別されるレンズは6.0~8.0mmと考えられます。2.5mmとか4.0mmといったレンズは広角に、10.0mmとか12.0mmといったレンズは望遠になります。また、用語として、フォーカスとは「絞り」(焦点合わせ)、アイリスとは「明暗」(自動/手動)を意味します。
2. カメラ本体 人間の「脳」の役割を行います。基本的にはレンズ部を含みません。画素数としては、標準25万画素程度、高画質なもので38万画素といった製品が主流です。
3. カメラ用電源 カメラへの供給電源はDC12Vが主流です。また、当社で扱っているカメラは殆どが電源と映像のケーブルが別々のタイプと、電源と映像を1本の同軸ケーブルで扱う「電源重畳型カメラ」を混在したモデルであり、多くのお客様に好まれています。上記の2パターンの電源方式のカメラでも一緒にシステムに混在させることは可能です。
4. スイッチャー

4分割機とフレームスイッチャーの2種類

  • 4分割機
    手動や自動で単に画面を切り替えたり、分割表示させたりします。VTRと接続した際は、画面表示の映像がそのまま録画されるので、たとえば4分割で録画した映像は4分割でしか再生できません。
  • フレームスイッチャー
    カメラ台数の画をストック(1,2,3,4,1,2,3,4,….1,2,3,4,)して1枚ずつ取り出すことができる多重装置。VTRに接続して4分割録画しても、再生時は指定カメラ映像のみ取り出して再生できます。
5. タイムラプスビデオ 長時間録画する場合のVTR。(家庭用VTRだと120分テープを使用した場合、最高6時間録画。)タイムラプスビデオでは、機種によっては最長960時間(40日)録画できるものがありますが、その場合、8秒に1コマの映像となります。汎用的なのは1本の120分テープで24時間録画するパターンですが、その場合、0.2秒に1コマとなります。また、複数台のカメラを利用する場合、スイッチャーが必要となります。
6. デジタルレコーダー 大容量かつ独自の圧縮技術で、効率的に監視映像をハードディスクに録画保存します。各カメラごとのコマ数・画質の設定ができ、長時間の録画も可能です。日付・時間検索、カレンダー検索機能で見たい日付・時刻の映像を一発検索で再生可能です。スイッチャー機能を搭載しているので、最大16台のカメラの監視映像を1画面(4×4=16分割画面)で表示でき、また、フル画面/フル画面自動切換え(シーケンシャル)表示も可能です。録画しながら記録映像の再生が可能です。インターネット対応の為、遠隔監視も可能!!
7. その他 マイクは人間の「耳」、カメラ旋回台は「首」の役割を行い、カメラやレンズ同様、様々な製品があります。

 

カメラの接続

基本的に、映像はBNC接続(同軸ケーブル)、電源はOP線(2P)となる「別送式」と、同軸ケーブル1本で映像・電源を送る「ワンケーブル方式」の2通りがあります。

別送式

ワンケーブル方式

 

遠隔監視システム構成図

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